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紬「わたしはね、梓ちゃん。過去の記憶がほとんどないの。 これがどういう意味か、分かる?」 紬が問いかけた。 梓「過去の記憶が…ない…?」 梓はショックを受けた。 紬の体が全身義体だと知らされた時のように、信じられないという思考だけが 梓の脳を支配していた。 紬「正確には高校入学以前の記憶がないの。 前に梓ちゃんに話した新女子学院中学校のこととか、4歳からピアノを弾き始めたとか… 記憶ではなく、記録として私の過去に残っている…」 紬「だから私の過去をどんなに探っても、断片的な点の情報しか記録されていない。 それらの前後にあるはずの記憶…想い出と呼べるものが、私にはないの」 紬「だけど、私が桜ケ丘高校に入学してからははっきりと覚えている。 そのなかでも軽音部での想い出は他の何物にも替えられない、大事な想い出…」 紬「そして、私にとって私が私たるべき存在の根拠はそこにあるの」 紬が立ち上がり、梓の目をまっすぐに見つめた。 梓はその感覚に覚えがあった。 遊園地での事件の後、紬が梓に義体であることを明かした、あの時と同じ感覚だ。 梓は吸い込まれるように紬の瞳を見つめ返す。 紬「それは、この軽音部での音楽活動であったり、皆とのティータイムであったり… そして梓ちゃんに対する特別な感情でもある」 紬は梓の方へ歩み寄って行った。 紬「梓ちゃんを想う時、私の心が、他の誰に対しても起き得ない特別な感情に支配される。 自身と他人を隔てる境界を自ら破壊したくなる」 紬「梓ちゃんの奏でる音楽、梓ちゃんのさりげない動作のひとつひとつ、梓ちゃんの小柄な体… 私と同じように義体化していながらも、その義体すら私の心を掴んで離さない」 紬は梓の目の前に立ち、言った 紬「私は、それが"好き"という思いなのだと気付いてしまったの」 梓は紬の瞳に映る自分を見ながら固まっていた。 心臓が激しく鼓動し、紬以外の景色が視界から消えさる。 二人はしばらく見つめあった。 梓は何か言わなければいけないと思いながらも、何を言えばいいのか分からない。 シンプルなはずの気持ちは、言葉によって伝えようもないほど梓の心で複雑に絡み合っている。 紬「…私は怖いの」 紬が静寂を破った。 紬「軽音部の想い出、梓ちゃんと過ごした2年間の想い出… 私にとって、決して失いたくない、かけがえのない記憶」 紬「けれど、もしこのかけがえのない記憶が幻だとしたら?」 紬は表情を変えずに言った。 紬「…私は、怖いの…」 紬「もしかしたら私は誰かによってプログラムされた、ゴーストのないただの人形かもしれない…」 紬「様々な機械によって塗り固められた体と、誰かによって組み立てられた電脳… 本当は私という存在は、誰かによって定められた目的のために作りだされた、 言わば偽物の生命体なのかもしれない…」 紬「それでなくても、偽りの記憶が自分自身を定義し得ないなら、私が私である根拠は ひどく弱々しいゴーストに委ねられてしまう」 紬「だから私は信じたいの」 紬が力強く言った。 紬「自分が自分であるための確たる証拠が、過去の記憶にはないということを」 紬「私が私であるために必要なことは、今現在の私の『意志』にあるということを」 紬「そしてその『意志』とは願いや希望、つまり自分自身の未来にあるということを…」 紬「私は、梓ちゃんのことが『好き』」 紬は静かに言った。 紬「この特別な感情は決して失いたくない、私が私であるために大切なもの…」 紬「私の『意志』は、梓ちゃんとずっと一緒に居たいと願っている」 紬「そしてこの願いこそが、私が私であることの証明であり、 結局自分と他者を分け隔てている事の根拠に他ならない…」 紬「…私の願いは他にもたくさんある。 もっと軽音部にいたかった。 もっとみんなとバンドをしていたかった。 でも、そのどれも卒業してしまえば続かない…」 紬「私は、私の願いを叶えて初めて、信じることができる。 自分が他の誰でもないオリジナルの自分であるということを…」 紬は梓をそっと抱いた。 紬「だから、梓ちゃんに私の願いを託すわ…」 紬「私が私であることを証明するために…」 紬「わたしと融合してほしいの」 紬は梓を抱きしめたまま言った。 梓「……融合…?」 梓はやっとのことで口を開いた。 紬「そう。私の願い、つまり梓ちゃんとずっと一緒にいるという願いが叶った時、 私は他の誰でもない自分に近づくことができる」 紬「…私の記憶とゴーストを、梓ちゃんに預けるわ」 梓「…それが、融合…」 梓は、紬の言う融合が具体的に何をもたらすのか 想像もつかなかった。 梓「融合したら、私たちはどうなるんですか?」 紬「それは私にも分からない。だけど安心して。 私の電脳からゴーストと記憶を取り出して梓ちゃんの無意識階層に置いておくだけ。 基本的に梓ちゃんがベースになるようにするから」 梓は抱きついたままの紬の顔を見れず、紬がどんな気持ちで 話しているのか分からなかった。 梓「…待って下さい。それじゃあムギ先輩の体は、残った義体はどうするんですか? ムギ先輩は消えてしまうんですか?」 紬「私は消えないわ。残った体には、私の模擬人格のAIを格納しておくから 私を構成していた義体と電脳は今まで通り私として振舞う」 紬「既に私の行動記録の全てをプログラムした電脳システムを作ってある。 私の記憶とゴーストが外部に移動したときに起動するようにも設定してある」 紬「あとは梓ちゃんと融合するだけ…。 今の私には梓ちゃんしか見えない。梓ちゃんでなければ駄目なの」 抱いていた腕を解き、紬が梓の目を見ながら言った。 紬「お願い梓ちゃん。これは私のわがままだけど、 私のために……………お願い」 梓「………」 全てを知った梓は、紬の悩み、苦悩、葛藤する気持ちが、なんとなく理解できた。 全てを話してくれた紬が、梓だけを望んでいる紬が、自分と一緒になりたいと言っている。 そして何よりも梓は、自分が紬に求められていることが嬉しかった。 融合した先がどうなるのか梓にも紬にも分からない。 だが、自分が紬の願いを聞き入れることで紬を救うことができるなら… それに紬が卒業したら今までのように毎日会うことは出来なくなる。 独りで取り残されるくらいなら、紬と一緒になったほうが幸せだと梓は考えた。 梓「………分かりました。ムギ先輩の願いは、私の願いでもあります。 それで先輩が答えを見つけてくれるのなら…」 紬「…ありがとう。梓ちゃん」 真剣な表情は崩れ、紬は幸せそうに微笑んだ。 紬「…最後は軽音部の部室でやりましょう。 私のこの体ともお別れしなくちゃいけないから…」 梓は紬に連れられ、音楽準備室へと入っていった。 いつもと変わらない部室―― 梓と紬は長椅子に隣同士で座り、お互いの外部端子にコードを刺した。 二人とも正面を向き、電脳の接続へと集中した。 紬《梓ちゃんと話すのも、もしかしたらこれが最後になるのかもしれない》 梓《…!でも、ムギ先輩は私の中でずっと一緒にいてくれるんですよね?》 紬《そうね…。私は梓ちゃんの中で生き続けることになる。 梓ちゃんは私を感じ、私は梓ちゃんを感じながら、ずっと一緒にいられるの》 梓《………》 梓は、自分の中に自分ではない誰かが存在するという感覚が想像もつかなかった。 しかし既に、梓は潜在的に紬を求めることを肯定していた。 自分が独りになってしまう不安が打ち消されることを望み、 より紬を理解できるという可能性に賭けて… 紬《…まずは私の記憶とともにゴーストをそっちへダイブさせるわ》 すると梓の電脳のゴースト障壁のすぐそばへ紬の意識が介入してきたことが感じられた。 このゴースト障壁を突破してしまえば、梓のゴーストに紬のゴーストも混ざることになる。 紬《…軽音部のみんなと放課後におしゃべりすることも、お菓子やお茶を楽しむことも、 もうこれで出来なくなってしまうのね。 私たち3年生が卒業してしまえば、この3年間は美しい想い出としてみんなの記憶に留まるだけになる…》 紬《だけど私はちっとも後悔してないわ。私は十分、幸せだったもの…》 梓《ムギ先輩……》 紬《そしてこれからも…。梓ちゃん、今までありがとう》 梓《終わりじゃないんですよね?いつでも会えるんですよね?》 紬《うん。だからこれからもわたしのこと…宜しくね?》 紬のゴーストが梓のゴースト障壁に溶け込もうとしていた。 梓「……きっと、ムギ先輩は自分を見つけられると思います。私が保証します」 紬の意識が少しずつ電脳のネットワーク上から消えていく。 梓は震える声で隣に座る紬の義体に話しかけていた。 梓「先輩の優しさ、暖かさ、柔らかさ…私は知っています」 梓「他の誰よりもムギ先輩は私たち軽音部を愛してくれたことを知っています」 梓「先輩が毎日淹れてくれるお茶やお菓子、私たちのために作ってくれた曲の数々…」 梓「笑う顔、喜ぶ顔、私たちを想ってくれる気持ち、先輩の奏でる音楽…」 梓「その全てが私たちにとって大切なムギ先輩そのものでした。そしてこれからも…」 紬の意識はもはや梓のゴーストとほぼ同化しつつあった。 梓「ムギ先輩!」 梓は叫んだ。 梓の中にいる紬の声が徐々に弱くなっていく。 紬《……ありがとう…………》 今にも消え入りそうな紬の意識が囁いた。 紬《…わたし…梓ちゃんを好きで……本当に良かった………》 梓「ムギ先輩!待って下さい!まだ私の気持ちを伝えていません!」 梓「私も、私だって……」 ―――ムギ先輩のことが、大好きです―― 6
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名称:ルナゴースト 眼:? 分類:魔装甲冑 容姿1:続報を待て 容姿2:180cm、80kg 最高走力:時速200km/h 最高跳力:およそ100m パンチ力:MAX80t キック力:MAX250t 各機能:(以下は正常に機能した場合の機能である) プライムベスタ 魔術の絵柄と名称の描かれたカード。 その中には輝鏡眼により封じ込められた悪魔達の力が宿っている。 マルチプリケーションディスプレイ 仮面前面を覆う蒼いクリスタル状の機関。 外部から取り込んだあらゆる視覚情報を特別な電気信号と化し、網膜から直接装着者の脳に伝達させる筈。 フォトンフィールドライン 体中に走る白いライン。 常に動力である魔粒子が腹部の輝鏡眼から供給されており、光速で全身の隅々まで行き渡されている。 これにより装着者の身体能力を格段に上昇させる筈…だったのだが。 カレイドジェネレータ 腹部、動力器官。 これのレンズ部分にプライムベスタをスキャンすることでルナゴーストは魔術の力を得る。 必殺技 設定: 魔装甲冑シリーズ4機の中でも特に高速戦闘に特化してつくられた機体。 他の甲冑に比べると機動性が向上している反面、攻撃力は若干劣る。 その分スピーディな戦闘が可能であり、素早く動いて敵を翻弄しつつ隙なく連撃を繰り出すのが基本の運用法であろうか。 変身プロセス: ルナゴーストへ変身する際には、昼夜問わず空に月が出現する。 装着者が指を鳴らす等の合図であたりの空気に魔力を満たし、月光が固形化されルナゴーストの姿へと変わる。 その後、発光が止んで変身が完了する。
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オスミタワー(ジム) 二つ名 オカルト カルト しんぷ 使用タイプ ゴースト 貰えるもの 技マシン ネクロバッジ 使用ポケモン ? ? ? クチャーニ スフィーラ リッチー 前口上ヒノキ 詳細ヒノキ
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セント横と船着場はまとめて1ROMに入れようと思ったけど 多すぎて入りきらなかった地図には*が付いてます うす暗き獣の地図Lv1 発見者名 ビタリ山のクエストで貰える地図 うす暗き獣の地図Lv1 パイン* ハヌマーン準最短 ゆらめく夢の地図Lv1 ラッキィ 黒竜丸最短 うす暗き夢の地図Lv1 としゅき* ハヌマーン準最短 ちいさな空の地図Lv7 ウーニーズ スラジェネ準最短 はかなき風の地図Lv8 そねっち ハヌマーン最短 ゆらめく空の地図Lv10 オリオン/ごまプリン* スラジェネ最短 ざわめく空の地図Lv11 らずりる* 黒竜丸準最短 呪われし空の地図Lv11 タカユキ* 黒竜丸準最短 ちいさな夢の地図Lv13 マリー* スラジェネ準最短 ゆらめく夢の地図Lv21 あすみ Sキラーマシン最短 呪われし獣の地図Lv27 ひなと イデアラゴン最短 ゆらめく影の地図Lv29 ラズリル Sキラーマシン準最短 ざわめく夢の地図Lv31 メフィスト/リリス* イデアラゴン準最短 ねむれる運命の地図Lv32 だいすけ ブラッドナイト最短 ねむれる獣の地図Lv33 るろうに ブラッドナイト準最短 放たれし運命の地図Lv42 りんりん アトラス準最短 呪われし影の地図Lv44 みう アトラス最短 怒れる大地の地図Lv51 むつむつ アトラス準最短 呪われし大地の地図Lv56 みお アウルート最短 大いなる花の地図Lv58 シーモア(セント横Bウエポンコレクター) 放たれし影の地図Lv59 リザ イボイノス最短 怒れる闇の地図Lv62 リアラ アウルート準最短 けだかき夢の地図Lv63 キルア(セント横はぐメタハンター) B10F はぐれメタルオンリー けだかき魂の地図Lv63 ノブリーナ アウルート準最短 呪われし光の地図Lv63 ひろのり イボイノス準最短 あらぶる運命の地図Lv63 ひろのり アウルート準最短 残された魔神の地図Lv64 トリル レパルド準最短 呪われし影の地図Lv65 あるご アウルート準最短 とどろく風の地図Lv66 きりの(セント横げんま) けだかき運命の地図Lv66 ミニッツ(セント横はぐメタ) B10F はぐれメタルオンリー とどろく魂の地図Lv69 はるか レパルド準最短 放たれし神々の地図Lv71 あーさん レパルド最短 大いなる闇の地図Lv74 かつゆき フォロボス最短 放たれし神々の地図Lv74 わだあきこ グレイナル最短 けだかき魔神の地図Lv80 チョロゲ/リアッカ* フォロボス準最短 あらぶる闇の地図Lv81 エンシイ* フォロボス準最短 見えざる大地の地図Lv87 きむ*(セント横えいゆうイボイノス87) とどろく魂の地図Lv95 いさお(セント横レパルド95) とどろく神々の地図Lv99 サトミン グレイナル準最短
https://w.atwiki.jp/sentai-soubi/pages/5126.html
【名前】 シンスペクターゴースト 【読み方】 しんすぺくたーごーすと 【登場作品】 ゴースト RE BIRTH 仮面ライダースペクター 【分類】 パーカーゴースト 【対応眼魂】 シンスペクターゴースト眼魂 【詳細】 マコトの罪が内包したものが変化した袖なしタイプのパーカーゴースト。 カラーリングは「白」と「青」。 ムゲンゴーストと似たような形状だが、色々な部分で異なる。 本編では深海マコトが生身のままで纏い、仮面ライダーシンスペクターへと変身している。
https://w.atwiki.jp/nitendo/pages/8420.html
あくしゅうゴースト とは、【MOTHER2 ギーグの逆襲】のキャラクター。 プロフィール 作品別 元ネタ推測 関連キャラクター コメント プロフィール あくしゅうゴースト imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (1.png) 他言語 Stinky Ghost (英語) 種族 【ゴースト】 初登場 【MOTHER2 ギーグの逆襲】 ゴミバケツに入っている緑色の【ゴースト】。悪臭を撒き散らす。 作品別 【MOTHER2 ギーグの逆襲】 HP PP OF DF SP ガッツ EXP ドル 444 0 90 179 18 4 13179 541 技 通常攻撃 嫌らしく取り憑く (単体にミニミニユーレイを取り憑かせる) 酷い臭い (単体のオフェンス低下) にたにた笑う (効果なし) グッズ ピザ(Lサイズ) (1/64) フォーサイド下水道に登場。 【ちょっとくさゴースト】と同様にディフェンスが非常に高く、PSIでないと大ダメージを与えられない。 やはりファイアー系が有効なため、「PKキアイβ」と「PKファイアーγ」を合わせて打って片付けると良い。 倒すのに手間取ると【ミニミニユーレイ】?を取り憑かせてくる事もあるので早めに片付けよう。 元ネタ推測 悪臭+ゴースト 関連キャラクター 【ゴースト】 【ちょっとくさゴースト】 コメント 名前 全てのコメントを見る?
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すれ違うイト ◆guAWf4RW62 静まり返った森の中。 まだ真昼間だというのに薄暗いその地を、ひたひたと歩いてゆく亡霊が一人。 未だ高校生程度の年頃であろう黒髪の少年は、凍て付くような鋭さの瞳を湛えている。 彼こそが、嘗て秘密結社インフェルノに於いて最強と謳われた暗殺者、ツヴァイである。 (棗、恭介) 先程電話で話した相手の事を思い出す。 棗恭介――もしかしたら井ノ原真人という名前かも知れないが、そんな事はどうでも良い。 ツヴァイにとって重要なのは、あの男がこちらに対して凄まじい憎悪を抱いている、という一点のみ。 あの男が相当な切れ者であるという事は、先の電話の際に十分過ぎるくらい分かっている。 正面勝負なら負ける気はしないが、敵は必ず絡め手を用いて攻めて来るだろう。 ツヴァイの悪名を広めて、集団による包囲網を形成しようとするかも知れない。 こちらの隙を見計らって、何処かから奇襲を仕掛けてくるかも知れない。 そして万が一自分が敗れてしまえば、復讐の一環としてキャルも殺されるだろう。 そこまで考えると、ツヴァイは血が滲み出る程に拳を握り締めた。 (……ふざけるな) 敵が何を仕掛けて来ようとも、キャルは絶対に死なせない。 もう二度と、誰にもキャルを傷付けさせる訳には行かない。 嘗て暗殺者としての生活を続けていたツヴァイは、殺戮を繰り返す内に摩耗していった。 一つ一つの出来事に喜びや哀しみを覚える事が減って行き、人殺しにも慣れていった。 このままでは、単なる殺人兵器に成ってしまうだろうという時。 そんな時に、彼女は現れた。 キャル・ディヴェンス――凍り付いていたツヴァイの心に、再び温もりを与えてくれた少女。 瞼を閉じれば、今でも彼女の笑顔が鮮明に思い出せる。 最初は情報を得るという目的の為だけに、ツヴァイはキャルへと接近した。 情報を聞き出すだけ聞き出したら、それで終わる筈だった。 それがどういう訳か、同じ家で暮らす事になり、次第に二人は惹かれ合って行った。 一緒に家で食事をした時の事。 一緒に街へ買い物しに行った時の事。 一緒に――狙撃という任務を完遂した時の事。 決して平和な出来事ばかりでは無かったが、そのどれもがツヴァイにとっては大切な思い出だ。 笑う事も、泣く事も、全ては彼女が思い出させてくれた。 ずっと一緒に居たいと思った。 組織を裏切る事になろうとも、自分の命が危険に晒されようとも、それでも一緒に居たかった。 しかしとある事件が原因で、ツヴァイが組織に裏切り者扱いをされた時。 組織が仕掛けた爆弾によって、キャルは命を落としてしまった。 それで、終わり。 その瞬間に、ツヴァイが生きる意味は永久に失われてしまった筈だった。 だが、失ってしまったモノを取り戻せるかも知れない機会が訪れた。 気付いた時にはもう巻き込まれていた、此度の殺人遊戯。 今ツヴァイが持っている名簿上には、ドライ(キャル・ディヴェンス)という名前が記載されている。 何故彼女がこのような書き方をされているのか、そもそも自分の知っているキャルと同一人物なのか。 真実がどうなっているのかは分からないが、考える必要など無いだろう。 この島の何処かに、キャルが居るかも知れない。 キャルを救える可能性が、一パーセントでもあるかも知れない。 それだけで、ツヴァイが――吾妻玲二が銃を手に取るには十分過ぎる。 「待ってろよキャル……今度こそ、絶対にお前を守る。俺達は、二人でずっと一緒に暮らすんだ」 その言葉に籠められた想いは、本人以外には決して測り切れない程重いモノ。 ツヴァイは鞄を幾つか肩に掛けて、その中からコルトM16A2を取り出した。 亡霊は絶対の決意を胸に、独り森の中を突き進んでゆく。 ◇ ◇ ◇ ◇ 流れるような黒の長髪を湛えた女性と、丸く大きな瞳が特徴的な少女。 道に迷ってしまった千羽烏月と柚原このみは、未だ森の中を歩き回っていた。 しかし、前のようにアテも無く彷徨っている訳では無い。 烏月はコンパスを片手に握り締めて、迷い無く一方向に向けて進んでゆく。 「ねえ、烏月さん。何処に行こうとしてるの?」 「南だよ。私は元々その方角から来たんだ。 だったら南に戻れば、いずれ知っている道を見付けられる筈だからね」 見知った道さえ見付けられれば、後は簡単に森を抜けられる。 一度来た道へと戻るのは時間の浪費に他ならないが、このままずっと森の中を迷っているよりはマシだろう。 故に烏月は南へ戻る事を選択し、このみも特に反対せぬまま後に続いてゆく。 「このみさん。森から抜けたら、次はどうするべきだと思うかな?」 「うーんと……烏月さんは桂さんって人を探してるんだよね? それに私も人を探してる。 だったら駅に行くのが良いんじゃないかな。ちょっと危ないかも知れないけど、電車を使った方が早く動き回れるもん」 島の南部の街中には、幾つか駅が点在している。 電車を使えば様々な場所に素早く向かえるし、人探しには最適である筈だった。 「そうだね。それに、駅の周りには人が集まりやすい筈だ。 だったら尚更、先ずは駅に行ってみるのが良いか」 烏月はそう答えて、再び森の中を進んでゆこうとする。 しかしそこで突如、決して無視出来ない黒い気配が背後から伝わってきた。 半ば本能的に後ろへ振り返ると、そこには口元を不気味に歪めたこのみの姿。 「……このみさん?」 「ふふふ……待っててね、ファルさん。このみを苛めたお返し、ちゃんとしてあげるからね。 あの蛆虫の人にも、今度は絶対に負けてなんかあげないんだから。 腕の骨を折ってあげたら、ファルさんはどんな顔をするかな? 指を全部食い千切ってあげれば、蛆虫の人はどんな悲鳴を上げるかな?」 「……………」 少女の可憐な口から紡がれる声には、絶対の憎悪と殺意が籠められていた。 今烏月の目の前に居る少女は、復讐心に支配された『鬼』なのだ。 未だ人としての部分の方が大きいとは云え、鬼の影響は徐々に増しつつある。 早く鬼の部分を断ち切ってあげなければ、二度と戻れなくなってしまうだろう。 本当に、このまま悠長にしていて良いのか――烏月は再び悩み始めたが、それは長く続かなかった。 此処は殺戮の孤島であり、敵は仲間の内に巣食う鬼だけでは無い。 周囲への警戒を怠った隙に、飢えた狼が襲い掛かって来ても可笑しくは無いのだ。 「……烏月さん!」 「っ――――!?」 突如としてこのみが烏月を突き飛ばし、次の瞬間には銃声が鳴り響いていた。 ピシャリと鮮血が舞い散って、地面に倒れた烏月の顔へと降り掛かる。 烏月が顔を上げると、このみの左肩が赤く染まっていた。 「あ、つううぅっ…………」 「このみさん!」 烏月は素早く起き上がって、一目散にこのみの下へと駆け寄った。 怪我の状態を確認しようかとも考えたが、直ぐにそんな場合では無いと思い直す。 状況を考えるに、自分達が何者かの狙撃を受けたのは確実。 そして自分達は未だ生きている以上、次の一撃が間も無く襲い掛かって来るだろう。 「ふっ…………!」 烏月はこのみを抱き抱えて跳躍し、その一秒後には近くの木に銃弾が突き刺さっていた。 視線を銃声がした方へ向けると、五十メートル程離れた木の傍に、一人の男が屹立していた。 襲撃者――ツヴァイは武器をライフルから拳銃に持ち替えて、三度目の銃撃を行おうとしている。 このままでは、遠距離から良いように狙撃されてしまうだけだろう。 烏月は近くの木陰にこのみを降ろして、ツヴァイを迎撃すべく走り始めた。 「っ――――」 ツヴァイが引き金を引こうとした瞬間、刹那のタイミングで横にステップを踏んで、迫る凶弾を空転させる。 更にもう一度放たれた銃弾も、同じようにして回避した。 ティトゥスのように銃弾を切り払う、といった芸当は不可能だが、当たらなければ問題は無い。 銃と云う武器は、狙いを定めてトリガーを引く、という二動作を必要としている。 ならば――その二動作よりも早く、銃の射線から身を躱せば良いだけの事。 銃口の向きを見逃さない圧倒的な動体視力、相手が撃つ前に回避動作を終える尋常でないスピード。 鬼切り役である烏月は、その二つを持ち合わせている。 ツヴァイが再び銃弾を放ったが、烏月は既に銃の射線から逃れている。 目標を見失った銃弾は、近くの木へと突き刺さるだけだった。 確かな確信を以って突き進む烏月の目に、怯えの色は全く無い。 だが烏月にとって不幸だったのは、敵が只の素人では無いという事。 またもや鳴り響く銃声。 今までと同じように銃弾を回避した烏月だったが、その直後には驚きの声を上げる事となる。 「な…………ッ!?」 烏月が横に飛び退いた瞬間には、既にツヴァイの銃口がこちらの胸部を捉えていた。 ツヴァイの射撃方法は、一射毎に狙いを定めてトリガーを引く、などという生易しいものではない。 一度に数ヶ所へと狙いを定め、その全てを一息の内に撃ち抜く。 その早打ちを可能にする技量こそが、ツヴァイが最強の暗殺者たる由縁。 地獄から舞い戻った亡霊は、僅か一秒で横一文字に死線を描く――! 「くうぅっ!」 烏月は一も二も無く地面へと転がり込んで、何とか迫る死を回避した。 だがその無茶な回避方法は、闘争に於いて致命的なまでの隙を招く。 ツヴァイは追撃の手を緩めずに、絶好の的たる烏月に狙いを定めようとしていた。 だがそこでツヴァイの五感が、背後から何かが迫って来るのを感じ取った。 ツヴァイは否応無く銃撃を中断して、身体を後ろへと翻らせる。 「さっき撃たれた時、物凄く痛かったんだよ? だから――――おしおき」 ツヴァイの瞳に映し出されたのは、右拳を振り上げているこのみの姿。 小柄な少女の繰り出す拳は、普通ならば避けるまでも無いものだろう。 しかしツヴァイの身体は、本能に従って全力でその場を飛び退いていた。 次の瞬間このみの拳が振り抜かれて、進路上にあった木の幹が砕かれた。 「な、に――――?」 ツヴァイは倒れてくる木を躱しつつも、少女が振るった拳の威力に目を見開いていた。 だが、悠長に驚いている暇など無い。 そうしている間にも、このみはツヴァイの懐へと潜り込んでいる。 ツヴァイが気付いた時には、鉄塊のような拳が下から振り上げられていた。 「てやあぁぁぁっ!」 「…………!」 咄嗟に後ろへとステップしたツヴァイの鼻先を、恐るべき勢いの拳が切り裂いてゆく。 尚も追い縋ろうとしたこのみだったが、ツヴァイが着地と同時に銃を構えた事で、銃口との対面を果たした。 それでもこのみは上体を斜めに傾けて、すんでの所で銃弾から逃れていた。 「チィ――――」 眼前の少女の恐るべき反応速度に舌打ちしながら、ツヴァイは後ろ足で後退を続けてゆく。 先の一射で、自身の銃――コルトM1917が弾切れになったのは分かっている。 故にコルトM1917を鞄に仕舞い、代わりにニューナンブM60を取り出そうとする。 暗殺者が行うそれは相当に素早い動作だったが、鬼と化したこのみの速度には及ばない。 「駄目駄目、逃がさないでありますよ?」 ツヴァイが銃を構えるよりも早く、このみは再び間合いを詰め切った。 振り上げられる拳。 至近距離から放たれる拳は、今度こそツヴァイを打ち抜くだろう。 このみは勝利への確信と共に、一歩前へ踏み込んで――次の瞬間、大きくバランスを崩した。 「え…………?」 揺れる世界、九十度回転する視界。 このみは訳も分からぬ内に、緑の生い茂る地面へと叩き付けられた。 混乱する思考のままに足下を眺め見ると、そこにはマンホール程の広さの浅い穴。 それは、ツヴァイが予め準備していた落とし穴だった。 ――障害物が多い森の中では、狙撃は比較的近い距離から行うしか無い。 故にツヴァイは、反撃を受けた際の保険として、落とし穴を準備しておいたのだ。 地面を少し掘り返し、カモフラージュとして落ち葉や枝を上に重ねただけという、余りにも簡素な仕掛け。 だが、それで十分。 只の一度相手を転倒させる事が出来れば、戦況を覆すのは容易過ぎる。 「終わりだ」 倒れ伏すこのみの頭部へと、ツヴァイのニューナンブM60が向けられる。 用意周到な仕掛けが決め手となって、二人の勝敗は完全に決した。 数々の訓練と実戦を経験した暗殺者は、その技能を以って鬼の少女を凌駕した。 だがそこでツヴァイは銃撃を中断して、直ぐに横方向へとステップを踏む。 やはりというべきか、それまでツヴァイが居た場所を切り裂いてゆく剣閃。 「やらせない――!」 このみ達の交戦中に態勢を立て直した烏月は、背後からツヴァイへと斬り掛かっていた。 刀を用いた接近戦こそが、鬼切り役である千羽烏月の真骨頂。 名刀地獄蝶々を自由自在に振るって、一撃、二撃、三撃。 至近距離から振るわれる剣戟は、ツヴァイが銃を構える動作よりも尚速い。 ツヴァイも卓越した身のこなしで躱してはいるが、反撃にまではとても手が回らない。 接近戦を嫌ったツヴァイが後ろへ飛び退こうとするが、そこに追い縋る鬼切りの剣士。 「逃がすものか……っ」 距離が離れてしまえば、再びあの銃撃を掻い潜らなければいけなくなる。 先程はこのみのお陰で助かったが、次も上手く行くとは限らない。 故に烏月はここで敵を仕留める覚悟で、一気呵成に攻撃を仕掛けてゆく。 ダンと踏み込んで、下がるツヴァイを再び射程内へと捉える。 そのまま前進する勢いを乗せて、縦一文字の振り下ろしを繰り出した。 ツヴァイは完全には躱し切れず、肩に掛けていたデイパックの一つを斬り落とされた。 剣と銃、鬼切り役と暗殺者。 こと接近戦に限っては、烏月の方に大きく分があった。 しかし、仕掛けられている落とし穴が一つであるとは限らない。 ツヴァイは逃げながらも上手く烏月を誘導して、落とし穴の所にまで誘い込んでいた。 「くっ…………!」 烏月も警戒していた為、落とし穴に足を取られても、転倒するまでには至らない。 強引に態勢を立て直して、次の瞬間には襲い掛かってくるであろう銃弾から逃れるべく、斜め後ろに飛び退いた。 案の定飛来した銃弾は、烏月の流麗な黒髪を掠めるに留まった。 しかしその間にも、ツヴァイは後ろ足で後退を続けている。 烏月が再びツヴァイの方へと向き直った時には、両者の距離は二十メートル近く開いていた。 「このみさん、肩は大丈夫かい?」 「うん。痛いけど……腕が動かせなくなる程じゃないよ」 「そうか。念の為に傷口を確認しておきたい所だけど……先ずはあの男をどうするかだね」 肩を並べる二人の少女。 烏月はこのみと会話を交わしながらも、鋭い瞳で前方のツヴァイを睨み付ける。 敵は並外れた射撃技術を持っている上に、落とし穴のような仕掛けまで準備している様子。 接近戦に持ち込めば勝機はあるが、その前に敗れてしまう可能性も十分あった。 故に烏月は警戒心を最大限まで高めていたが、脅威を感じているのはツヴァイも同じ。 (……不味いな) 暗殺者は一つ大きく息を吐いてから、冷静に現状を分析する。 ツヴァイが烏月達を発見してから、狙撃を敢行するまでの間。 そんな僅かな時間では、簡素な造りの落とし穴を二つ仕掛けるのが限界だった。 そしてその二つを使ってしまった以上、もうツヴァイに残された手は少ない。 対する敵の片割れは、背後からの狙撃を察知してのける五感と、人間離れした膂力の持ち主。 もう片方は、非常時に於ける冷静な判断力と、並外れた剣の技量を併せ持った達人。 それでも一対一なら負けるつもりは毛頭無いが、敵は二人。 このまま戦闘を続ける事は、かなりリスクが大きいと云わざるを得なかった。 鬱蒼と生い茂る森の中、距離を置いたまま睨み合う三人。 そのまま暫く膠着状態が続いたが、やがて烏月が静かに口を開いた。 「……一つ問おう。君は羽藤桂という人物について、何か心当たりが無いか?」 この死地に於いても、烏月の最優先目標は桂を保護する事に他ならない 問い掛けると、ツヴァイは僅かながらに眉を動かした。 その変化を見逃さなかった烏月は、すかさず次の質問を投げ掛ける。 「……心当たりがあるんだね。 桂さんについて知っている情報があれば、詳しく聞かせてくれないか?」 「確かに心当たりはあるが、敵のお前にタダで教えるつもりは無いな」 それはツヴァイからすれば、当然の返答だった。 敵にわざわざ情報を教える必要など、何処にもないだろう。 そこで、これ以上会話をする必要など無いと云わんばかりに、このみが一歩前に足を踏み出した。 「聞く必要なんて無いよ、烏月さん。この人、殺し合いに乗った悪い人なんでしょ? ファルさんみたいに、嘘を吐いてるだけかも知れない。だったら今直ぐ殺しちゃった方が良いよ」 「このみさん……どうか、もう少し待って欲しい。桂さんについて、何かが分かるかも知れないんだ」 「だけど、この人はこのみ達を撃ったんだよ? この人の所為で、このみは肩を怪我したんだよ?」 悪鬼の侵食を受けている少女は、一度敵と見定めた相手に容赦しない。 眼前の男を排除すべく、人外の憎悪を膨らませてゆく。 それでも烏月は、何とかこのみを押し留めようとしていた。 「頼むから此処は引いてくれ。やっと掴んだチャンスなんだ」 「でも――」 「桂さんの生死に関わる大事な事なんだ。どうか……引いてくれ」 「……うん、分かった。烏月さんがそう云うなら、我慢する」 「……すまない、助かるよ」 渋々、と云った様子でこのみが引き下がった。 烏月はこのみに礼を云ってから、研ぎ澄まされた視線をツヴァイへと向ける。 「タダでは嫌だ、と云ったね。だったら逆に、どうすれば教えてくれるんだ?」 その質問を受けて、ツヴァイは少しの間考え込んだ。 元々ツヴァイとしては、狙撃で敵の片方を無力化した後に、もう片方からキャルについての情報を引き出すつもりだった。 最初から姿を現してしまっては、その後戦闘となった時に二人を相手しなくてはならないからだ。 だが既に狙撃は外されてしまった以上、今聞いてしまってもデメリットは無いだろう。 「お前達と同様、俺も人を探している。羽藤桂について話す代わりに、俺の探し人について教えて欲しい。 キャル・ディヴェンスって子を知らないか? 何故か名簿には、ドライとも書かれてあるが」 「…………ドライさん?」 答える声は、このみが発したものだった。 それは、ドライについて知っているからこその反応。 ツヴァイは直ぐに視線を動かして、探るようにこのみの顔を眺め見た。 「知っているのか?」 「うーんとね、ドライさんは――」 「このみさん、待つんだ」 このみが答えようとしたが、そこで烏月がすっと横に手を伸ばす。 「烏月さん?」 「貴重な情報を簡単に教える訳には行かない。 こちらが先に話したからと云って、あの男が桂さんについて教えてくれるとは限らないからね」 それは当然の懸念だった。 烏月達がドライについて知っている情報を全て話せば、ツヴァイにとって桂の情報を話す必要性は無くなる。 情報を一方的に聞き出した後、そのまま襲って来る、もしくは離脱するという事も考えられるのだ。 「なら、羽藤桂について先に話せという事か? それこそ冗談じゃない。 お前達を信用する理由が無い」 ツヴァイも、安易に自分が知る情報を開示したりはしない。 これは戦闘。 剣や銃を用いたものでは無く、情報を軸とした情報戦だった。 とは云え、このまま牽制し合っていてもキリが無い。 故に烏月は、とある提案を持ち掛ける。 「……だったら、こうしないか? 互いの探している相手について、どうやって情報を知ったのか。 その相手は何時、何処に居たか。どんな状態、どんな方針だったのか。この三つについて、一つずつ交代で話して行くんだ」 「つまり、お前達がキャルの居た場所や時刻について話したら、今度は俺が羽藤桂の居た場所や時刻について話す。 こういった形の情報交換を繰り返すという事か?」 「そうなるね。情報を小出しにしていくこの方法なら、お互いに損はしない筈だよ」 烏月の提案は、この状況に於いて最善手と云えるものだった。 互いを警戒するあまり、何の情報も得られないというのは最悪のパターン。 その点烏月が提示した方法なら、『情報の聞き逃げ』のリスクをある程度抑えたまま、情報交換出来るだろう。 「……良いだろう。但し、最初に話すのはお前達からだ」 「分かった。このみさん、まずはドライさんについて、どういう経緯で知ったのかを話してくれ」 交渉は成立。 烏月に促されて、まずはこのみが話し始める。 「このみがドライさんについて知っているのは、直接会ったからだよ。 場所は……まだ云っちゃ駄目なんだよね」 「ああ、その通りだね。では今度は、貴方が話す番だ」 「……俺が羽藤桂について知っているのは、電話で会話をしたからだ」 「次は――相手が居た場所と時刻だね。このみさん」 烏月が話を振って、このみとツヴァイが答えていくという形が続く。 双方共に騙し討ちや奇襲を狙ったりはしない。 探し人に繋がるかも知れない情報を、みすみす逃したりする筈が無い。 「このみがドライさんと出会ったのは、島に飛ばされた直ぐ後。場所は島の北にある教会だよ」 「……俺が羽藤桂と話したのは、第二回放送の直前だ。場所は、歓楽街の辺りに居ると聞いた」 「次は……その時の状態についてかな? ドライさんは、何処も怪我はしてなかったと思う。 吾妻玲二さんって人やアインさんって人を探してたよ」 「……そうか」 このみの言葉を聞いて、ツヴァイは内心ほっと胸を撫で下ろしていた。 どうして名簿上で、キャルの所にドライと書かれてあるのか分からなかった。 もしかしたら、自分の知るキャルとは別人では無いか、という懸念があった。 だが自分の事を探してくれている以上、本物のキャルであると考えて間違いないだろう。 何故キャルがアインについて知っているのかは疑問だが、それは後で本人に聞けば良いだけの事。 不安が一つ解消されたツヴァイは、情報の代価として口を開く。 「……羽藤桂は、現在アル・アジフという少女と一緒に行動しているそうだ。 この殺し合いを止めたいと云っていた。電話で話しただけだから、健康状態については分からないな」 ツヴァイは未確定情報である恭介については伏せたまま、自分の知る情報を口にした。 これで、互いの探し人に関する情報交換は終了。 主な情報の交換は滞りなく終わったが、このまま手を振ってお別れという訳にはいかない。 ツヴァイと烏月達は敵同士であり、情報交換さえ済めば命を奪い合うべき間柄なのだ。 しかし烏月は刀を構える事無く、更なる質問をツヴァイへと投げ掛けた。 「これで一通り、情報交換は終わったが……。一つ、聞いても良いかい? 貴方はどうして他の人間を襲っているんだ?」 「答える義務は無いな」 「……答えなくても分かるよ。キャルさんという人を守る為、だね?」 「…………」 ツヴァイは答えないが、この状況での沈黙は肯定と同意義だった。 確信を深めた烏月は、更に話を続けようとする。 脳裏に去来するのは、嘗て恭介が持ち掛けて来た協定。 『羽藤桂を保護する代わりに、自分達や直枝理樹達を襲わないで欲しい』と云った旨のものだ。 あの取引内容は、そのまま今回の状況に応用出来る筈だった。 「これから私達がキャルさんを見付けたら、保護すると約束しよう。 だから貴方は、私達二人と桂さんを襲わないようにして欲しい」 その提案はツヴァイにとっても、十分にメリットがある筈だった。 ツヴァイの最優先目的はあくまでもキャルを守る事であって、他の人間を皆殺しにする事では無い。 だがツヴァイは首を左右へと振って、烏月の提案を拒絶した。 「ダメだ、それだけじゃ足りない。キャルを守るという重要な役目を、他の人間になんて任せられない。 俺は今度こそ、自分自身の手でキャルを守り通す。絶対に……絶対にだ」 嘗てキャルは、ツヴァイが家を離れている間に殺されてしまった。 ツヴァイとしては、あの時の後悔はもう絶対に味わいたくない。 ならばキャルを目の届かぬ場所に置いておくなど、到底有り得ない話だった。 「……俺がお前の提案を呑むには、もう一つ条件がある。キャルを保護したら、刑務所まで連れて来てくれ。 時間は、第四回放送が行われる頃が良いか」 ツヴァイが刑務所を選んだ理由は、単純にして明快。 島の端にある刑務所は、位置的に考えて一番人が訪れ辛い施設だろう。 そういった過疎地を待ち合わせ場所にすれば、キャルが襲われる可能性は幾らか減らせる筈だった。 「分かった、その条件を呑もう。これで……取引は成立だね。 桂さんの外見的な特徴は――」 烏月はツヴァイの突き付けて来た条件を受け入れて、桂の外見的特徴について説明した。 その説明も直ぐに済んで、今度こそ話は終わり。 烏月達とツヴァイは互いへの警戒を解かぬまま、別々の方向へと立ち去ろうとする。 だが最後に、烏月はツヴァイに向けて一つの疑問を投げ掛けた。 「君は、キャルさんと出会った後はどうするつもりなんだ? キャルさんを優勝させる為に、他の人間を皆殺しにして、最後に自分も死ぬつもりなのか?」 そう問い掛けた烏月は、僅かながら期待を抱いていた。 もしツヴァイが嘗ての自分と同じように考えているのならば、説得出来るかも知れない、と。 事実、説得が成功する可能性はあるだろう。 主催者が優勝した人間を無事に帰してくれる保証など、何処にもありはしないのだから。 しかしツヴァイの答えは、烏月の予想とは大幅に異なるものだった。 「いいや、俺はキャルを優勝させようだなんて思っていない」 その言葉に、烏月の目が大きく見開かれた。 ツヴァイはそんな烏月に構う事無く、淡々と言葉を続けてゆく。 「こんな狂った事をやらせる連中が、約束なんて守る訳が無い。 優勝した人間が無事に帰して貰えるなんて、そんな甘い話は無いだろうな」 「……だったらどうして、他の人を襲うの? 私、分かんないよ」 疑問の声はこのみが発したものだった。 ツヴァイがキャルを守ろうとする想いの強さは、このみにも十分感じ取れたのだろう。 問い掛けるこのみの声には、少し前までのような憎悪は籠められていない。 純粋なる疑問の声に対し、ツヴァイはゆっくりと答えを並び連ねてゆく。 「あの神父の言葉に踊らされて殺し合いをする奴は、必ず居るだろう。そしてそういった連中が、表立って行動を起こすとは限らない。 外面では善人のように振舞いながら、裏では隙を窺っているかも知れないんだ。だから俺は、キャル以外の人間を皆殺しにする。 そうすれば、他の人間が何を企んでいても関係無い。キャルが殺されてしまう可能性を、確実に断てるんだ」 ツヴァイが主催者を信じなくとも、他の人間が全てそうだという保証は無い。 故に『キャルを襲うかも知れない人間』を殲滅して、キャルの安全を確保する。 それが、ツヴァイが積極的に殺し合いを行っている理由だった。 烏月達を今この場で殺さないのも、『キャルを保護してくれるかも知れない』というメリットが、デメリットを上回っているからに過ぎない。 「だけど、仮にキャルさんと合流出来たとしても、首輪にはどう対処する? この島から脱出する手段は? 貴方とキャルさんだけで、どうにかする目算はあるのかい?」 「そんな事はキャルを保護してから考えるさ。とにかく今はキャルを保護する事、そして他の人間を排除する事。 キャルを守る為には、この二つが何よりも大切なんだ」 「……迷いが無いんだね」 「ああ。迷いだなんて、そんな余分な事に意識を割いている暇は無い。 この手がどんなに汚れたって構わない。キャルを守る為なら、何だってやってやる」 烏月の問い掛けにも、ツヴァイはまるで動じず、揺るがない。 首輪の解除も、島から脱出する方法の模索も、自分自身の感じている罪悪感も、全ては後回し。 只キャルを守るという目的の為だけに、暗殺者は修羅で在り続ける。 「……最後に、貴方の名前を聞かせてくれないかな。私は千羽烏月だ」 「私は、柚原このみだよ」 烏月達がそう云うと、ツヴァイはくるりと背中を向けた。 ゆっくりとした足取りで森の中を歩きながら、凍り付いた声を洩らす。 「俺はツヴァイ。ただの……亡霊だ」 それで最後。 亡霊は歩みを止める事無く、静かに森の奥へと消えてゆく。 烏月達には、ツヴァイの背中が闇に飲まれていくかのように見えた。 ◇ ◇ ◇ ◇ ツヴァイが歩き去った後。 烏月は口を閉ざしたまま、ツヴァイについて熟考していた。 (ツヴァイ……亡霊、か。恐ろしい相手だね) あの男は『人を殺す』という一点に於いて、恐らくこの島の誰よりも優れている。 無感情に的確な攻撃を仕掛けてくる姿は、正に殺戮兵器と表現すべきものだった。 協定のようなものを結びはしたが、決して油断は出来ないだろう。 烏月はそこまで考えた所で、横から注がれるこのみの視線に気付いた。 「どうしたんだい、このみさん?」 「一つ気になった事があるの。ツヴァイさんはさっき、どうしてドライさんの事をキャルって呼んでいたんだろうね?」 「名簿にはドライとしか書かれていなかったが……恐らく、本名か何かじゃないかな」 「……そっか。そうだよね」 烏月もこのみも、気付く事は出来なかった。 『ツヴァイに支給された名簿にのみ、キャルの名前が書き記されている』という事実に。 それは、ツヴァイと直接名簿を見せ合わない限り気付けない矛盾。 主催者の仕組んだ悪戯は、静かに運命の歯車を狂わせてゆく。 ひゅう、と森の中を風が吹き抜ける。 ツインテールを風に靡かせながら、このみは視線を地面へと落とした。 「ツヴァイさん……凄く悲しい目をしてたね」 「悲しい目?」 「うん。強くて鋭いけど……とっても悲しい目だったよ」 「…………」 烏月は答えないが、内心ではこのみの発言を肯定していた。 考えてみれば当然の事だった。 大切な人を守る為に、他者の命を悉く奪い尽くす。 それは、嘗て自分が完遂出来なかった修羅の道に他ならない。 その道を今尚歩み続けているツヴァイは、このみの云う通り、とても強く悲しい人間なのだろう。 同時に、烏月は思う。 (この人は――このみさんは、やはり人間として生きるべき人だ) 自分では気付けなかった、ツヴァイの秘めたる本質。 それに気付けるだけの何かを、このみは今も持ち合わせている。 鬼の侵食を受ける前は、自分などよりも余程豊かな心を持つ人間だったのだろう。 そんな彼女には、憎悪に囚われた鬼としての生よりも、人間らしい生き方こそが相応しい筈だった。 「烏月さん、私達も出発しよう?」 「ああ……そうだね」 暫く考え込んでいた烏月だったが、このみに促されて再び動き始めた。 戦いの際にツヴァイが落とした鞄を回収し、足を南へと向ける。 何はともあれ、急がなければならない。 先程ツヴァイと結んだ協定が有効なのは、恐らく第四回放送までだろう。 待ち合わせ場所でキャルとの合流が成し遂げられなければ、あの男は再び自分達や桂に牙を剥く筈。 このみの内に巣食う鬼についても、早い段階で対処しなければならない。 そして、何より―― (……桂さん) 自身の全てを懸けてでも守らなければならない少女、羽藤桂。 彼女の居場所が判明した。 ツヴァイが電話で桂と話してから、まだ三時間程度しか経っていない。 今から歓楽街の周辺を探せば、きっと会える筈。 そう。 きっと――会える筈なのだ。 「逢いたい……桂さん」 鬼切りの少女が洩らした呟き。 その一言は、紛れも無い少女の本心だった。 【D-4/森林/1日目 午後】 【吾妻玲二(ツヴァイ)@PHANTOMOFINFERNO】 【装備】:コルトM16A2(9/20)@Phantom-PHANTOMOFINFERNO-、スナイパースコープ(M16に取り付けられている、夜間用電池残量30時間)@現実 【所持品】:『袋1』コンバットナイフ、レザーソー@SchoolDaysL×H、コルト・ローマンの予備弾(21/36)、 ダイナマイト@現実×10、ハルバード@現実、小鳥丸@あやかしびと-幻妖異聞録-、コルトM1917(0/6) コルトM1917の予備弾23、ニューナンブM60(4/5)、ニューナンブM60の予備弾10発 『袋2』支給品一式×5、おにぎりx30、野球道具一式(18人分、バット2本喪失)コンポジットボウ(0/20)、 木彫りのヒトデ1/64@CLANNAD、ハンドブレーカー(電源残量5時間半)@現実、秋生のバット、桂の携帯(電池2つ)@アカイイト首輪(杏) 【状態】:疲労(大)、右手に小さな蚯蚓腫れ、右腕の骨にヒビ、頭部から出血 【思考・行動】 基本:キャルを見つけ出して保護する。不要な交戦は避け、狙撃で安全かつ確実に敵を仕留める。 1:棗恭介(井ノ原真人?)を警戒 2:理樹とクリスに関しては、情報だけは伝える。 殺すかは場合による。 3:烏月とこのみ、羽藤桂はなるべく襲わないようにする。 4:周囲に人がいなければ、狙撃した参加者の死体から武器を奪う。 5:弾薬の消費は最低限にし、出来る限り1発で確実に仕留める。 6:第四回放送の時点で、刑務所に居るようにする。 【備考】 ※身体に微妙な違和感を感じています。 ※時間軸はキャルBADENDです。 ※理樹を女だと勘違いしてます。 ※静留を警戒しています。 ※C-4採石場付近に、言葉と鈴の埋められた墓があります。 ※『この島に居るドライ=自分の知るキャル』だと、勘違いしています。 ※ツヴァイの移動先は、後続の書き手氏に任せます。 【D-3 森林・南部/一日目 午後】 【千羽烏月@アカイイト】 【装備】:地獄蝶々@つよきす-MightyHeart- 【所持品】:支給品一式×2、我埋葬にあたわず@機神咆哮デモンベイン、Love Spanner@CLANNAD、 アルのページ断片(シャンタク)@機神咆哮デモンベイン 【状態】:中程度の体力消費、身体の節々に打撲跡、背中に重度の打撲、脇腹に軽傷、右足に浅い切り傷(応急処置済み) 【思考・行動】 基本方針:羽藤桂に会う。守り通す。 0:歓楽街の周辺を捜索して、桂を探す 1:桂を守り共に脱出する、不可能な場合桂を優勝させる。 2:このみと行動を共にする。 3:このみの鬼を斬ってやりたい。 4:このみが完全に鬼になれば殺す。 5:キャル(ドライ)を見付けたら保護、第四回放送までに刑務所へと連れて行く 6:恭介、トルタに対する態度は保留。 7:クリス、トルタ、恭介、鈴、理樹は襲わないようにする。 8:なつきを探す。 9:ウェストからの伝言を大十字九郎に伝える。 【備考】 ※自分の身体能力が弱まっている事に気付いています。 ※烏月の登場時期は、烏月ルートのTrueend以降です。 ※クリス・ヴェルティン、棗鈴、直枝理樹の細かい特徴を認識しています。 ※岡崎朋也、桂言葉、椰子なごみの外見的特長のみを認識しています。 ※恭介・トルタが殺し合いに乗っている事を知りません。 ※ドクター・ウェストと情報を交換しました。 ※蛆虫の少女(世界)、ツヴァイを警戒しています。 【柚原このみ@ToHeart2】 【装備】:包丁、イタクァ(3/6)@機神咆哮デモンベイン、防弾チョッキ@現実 【所持品】:支給品一式、銃弾(イタクァ用)×12、銃の取り扱い説明書、草壁優季のくずかごノート@ToHeart2、鎮痛剤(白い粉が瓶に入っている) 【状態】:悪鬼侵食率30%、リボン喪失、小程度の体力消費、右のおさげ部分が不ぞろいに切り裂かれている、左肩に銃創(腕は動かせるが、痛みを伴う、倫理崩壊 【思考・行動】 基本行動方針:何を犠牲にしても生き残り、貴明と環の仇を討つ。 0:柚原このみのまま、絶対に生き残り、主催者に復讐を遂げる。 1:ファルと世界に"復讐"をする。 2:気に障った人間は排除する。攻撃してくる相手は殺す。 3:烏月と共に行動し、羽藤桂を捜索。その後に人間に戻してもらう。 4:ドライに会いたい 【備考】 ※制服は土埃と血で汚れています。 ※世界が使う“清浦刹那”という名前を偽名だと知りました。 ※第一回放送内容は、向坂雄二の名前が呼ばれたこと以外ほとんど覚えていません。 ※悪鬼に侵食されつつあります。侵食されればされるほど、身体能力と五感が高くなっていきます。 ※制限有りの再生能力があります。大怪我であるほど治療に時間を必要とします。 また、大怪我の治療をしたり、精神を揺さぶられると悪鬼侵食率が低下する時があります。 ※フカヒレのここまでの経緯と知り合いや出会った人物について把握済み。 ※烏月と行動を共にすることにより、精神状態はやや安定に向かっています。 ※くずかごノートには様々な情報が書かれています。現在判明している文は、 『みんなの知ってる博物館。そこには昔の道具さん達がいっぱい住んでいて、夜に人がいなくなると使って欲しいなあと呟いているのです』 『今にも政略結婚が行われようとしたその時、秘密の抜け穴を通って王子様は大聖堂からお姫様を連れ出すことに成功したのでした』 161 素晴らしく冴えたやり方 投下順 163 hope 161 素晴らしく冴えたやり方 時系列順 164 人として生まれ 150 絶望と救い、そして憎悪 (後編) 吾妻玲二(ツヴァイ) 178 めぐり、巡る因果の果てで(大人編) 152 生成り姫 千羽烏月 190 HEROES 152 生成り姫 柚原このみ 190 HEROES
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登録日:2010/10/21 Thu 00 30 17 更新日:2024/04/16 Tue 15 59 14NEW! 所要時間:約 10 分で読めます ▽タグ一覧 おっかない図鑑説明 おにび お化け きとうし のろい ふていけい ゆうれい アセロラ アンデッド? イタコ オカルトマニア オニオン キクコ コメント欄ログ化項目 ゴースト シキミ タイプ フヨウ ホラー ポケモン ポケモンタイプ項目 マツバ ミイラ メリッサ ライム 上級者向け? 不定形 元人間含む 初代に至っては唯一種族 呪い 幽霊 生きてるの?死んでるの? 祈祷師 耐久型が鬼 読みが要求される補助技 闇属性 霊 鬼火 ヒ、ヒヒ…ヒヒッ! こわいぞう〜っ! 『ポケットモンスターシリーズ』に登場するタイプの一つ。 【概要】 代表的なポケモンはゲンガーやロトム、ミミッキュなど。 ゴーストというだけあって、不気味な姿のまさにモンスターっぽいデザインのものが多く(といってもポケモンなので愛嬌あるやつも多いが)、 モチーフも幽霊をはじめ死神、棺桶、魔術師等オカルト方面から採られている。第8世代ではある地域で絶滅した後種族単位で亡霊と化したガラルサニーゴ・ヒスイゾロアークなんてのも登場した。 ポケモン図鑑の説明も怖いものが多く「魂を奪う」「あの世へ連れていく」「生命力を吸い取る」など、またインド象が犠牲になったりしている。 『BW2』では遂に「殺す」と書かれてしまったものもいる。 イベントで登場する幽霊とは意外とあまり関わりがなかったりする。 実体を持たないせいか、そのほとんどがタマゴグループ「ふていけい」に入っている。 しかし、近年はジュナイパーやアローラガラガラのように、「幽霊そのものではないが、シャーマンのようなスピリチュアル要素を持つ」ポケモンも拡大解釈的にゴーストタイプに含まれるようになっている。 現在は、「オカルト全般のうち、宇宙人やオーパーツなどのSF方面を除いた分野」というカテゴリ分けが一番感覚としては近いかもしれない(残ったSF方面を担当するのがエスパータイプとなっている)。 RPGの文脈で例えるとアンデッドに限りなく近いが、はっきりとした自我を持ちながらも柔軟な思考を持って他者と意思疎通するし、 タマゴも産めるし、食事もするし、薬も効くし、太陽の下も歩ける。 そもそも一部を除き、生前どういう生物だったのかも判明していない連中が多い。 「何者かの幽霊そのもの」というより、「幽霊みたいな特徴を持った生物」と考えた方がいいかもしれない。 ゲーム上でのゴーストタイプ 攻撃面で弱点がつけるのはエスパータイプと、自分と同じゴーストタイプ。 あくタイプには半減されてしまい、ノーマルタイプには効果がない。 サブウェポンとしては威力不足や、攻撃範囲が悪技とかぶっているため、あまり見ない。 ただし半減以下にされづらく、サブの技と合わせるとほとんどのポケモンに等倍以上のダメージが与えられる場合が多い。 ゴーストに「だいもんじ」や「フレアドライブ」のような大技が未だに無いのは、むしろバランス調整という意味合いもあると思われる。 耐性面では弱点のタイプはゴースト・あく 半減するタイプはどく・むし 無効化するタイプはノーマル・かくとう。 ただし技「みやぶる」「かぎわける」を受けたり特性『きもったま』のポケモンから攻撃を受けた場合、ノーマル・かくとうとのタイプ相性が等倍になる。 第6世代以降は特性『かげふみ』やバインド技などで交代や逃走を縛られないというメリットが追加された。 ノーマル×ゴーストや、ゴースト×ゴーストに他のタイプとかけ離れた部分があり、タイプ相性のイメージが若干掴みづらいタイプ。 「直接殴ってくるノーマルや格闘の攻撃は無効化できるが、逆に霊感のないノーマルにゴーストの攻撃は無効」「霊感の強いエスパーは強い干渉を受けやすい」「ゴースト同士だと霊体同士が直撃しあって効果抜群」と言った感じだろうか。 その他、生命活動が停止しているため毒にも強く、五分の魂しかない虫への抵抗力も持つが、アウトロー/闇の住人にはオカルトは通用しない、と言った感じでイメージすると傾向は掴みやすいかもしれない。 明確に有利なタイプ・不利なタイプ共に少なめなので対戦では素のスペックの重要性が高い。 攻撃面でメジャーなかくとう技読み等で無償降臨できる機会は割とある。相手の「だいばくはつ」などを読んで後出しするといった使い道も多い。 旅パでは野生ポケモンや一般トレーナーがよく使うノーマル技を無効化、悪の組織の使用率が高めなどく技の威力を半減できる点が有利に働きやすい。 種族値的には紙耐久で速攻アタッカーなものが多い。 しかし、主力技が威力の低い「シャドーボール」や「シャドークロー」であることやサブウェポンの少なさからフルアタには向かない。 高火力を出せるも技も「たたりめ」は状態異常の相手に強い、「ゴーストダイブ」は溜め技とやはり使い手や状況を選ぶ。 「あやしいひかり」や「みちづれ」などの嫌らしい補助技が豊富なので、それらを活かした搦め手や他メンバーのサポートが真骨頂か。 特に「おにび」はほのおタイプに次いで覚えるポケモンが多い、というか使用者の大半をこの2タイプが占めている。 「からげんき」、さらに特性「こんじょう」持ちが多いかくとうポケモンの一致技も無効と考えると本家ほのおタイプよりも相性が良いかもしれない。 しかし第8世代では遂に威力110の物理技「ポルターガイスト」が登場した。 「勝手に物が動く霊現象」というイメージに則り、相手の持ち物が相手ポケモンに襲い掛かるという設定で、メッセージにより何を所持しているかも分かる。 相手が持ち物を持っていないと失敗するので旅パには向かないが、対戦ではほぼ問題にならない。 ただし命中率が90と微妙に外す可能性があるので注意。 第9世代初期は覚える手段が存在しなかったが、碧の仮面にて技マシンで覚えさせられる技として再び登場した。 なおゴーストタイプが「のろい」を使うと他のタイプと違い、体力を半分削って相手の体力を毎ターン1/4ずつ減らす呪いをかける効果になる。 第4世代までは???タイプの技だったが第5世代以降はゴーストタイプの技になったため、第7世代ではゴーストZを持たせてZワザにできる。 その場合はHPが全回復する効果が追加されるが、直後にHPが半分削られるのでコストを踏み倒すことはできない。 第9世代ではテラスタルを併用し予期せぬ形で呪いをかけたり、鈍いを積んで強くなれる。 ポケダンシリーズに於いては実体を持たない為か、サマヨールやフワンテ系などの一部を除き壁抜け能力を持つ。 消耗は激しくなるがいざとなったら普通じゃないルートで敵から逃げたり、壁の中のアイテムを装備品要らずで取ったり、ななめ移動でおなかの消耗を抑えたりするなど利点が多い。 【ゴーストタイプの歴史】 ~第一世代~ ゴーストタイプがゲンガー系のみだったため、第一世代でゴーストタイプといえばゲンガー系を指す。 データ上は当時猛威を振るっていたエスパータイプに抜群を取ることが可能。 …なのだが、攻撃技がなんと威力固定の「ナイトヘッド」と「したでなめる(威力20)」のみ。 しかも後者はプログラムミスからかエスパータイプには効果なしという仕様。 そのためゴースト→エスパーのタイプ相性が死に設定となっていたという……。 その上当時ゴースト技はこうげき依存のためエスパー以外相手でもまったくダメージソースにならず、 さらにゲンガーはどく複合なのであっさり「サイコキネシス」で落ちていく。 スピアーらむしタイプと同様全くエスパーの抑止力にならないため、この時代は実質エスパータイプが最強だった(*1)。 ただしゲンガー自体は「どくどく」「きりさく」「はかいこうせん」などが効かず、「さいみんじゅつ」も使える速攻特殊アタッカーとして人気があった。 種族自体の優秀さからニンテンドウカップ99などゲンガーが使用禁止のルールでは代理としてゴーストが活躍することもあった。 シナリオ上は四天王の三番手『キクコ』が使ってくるが、実際はゴルバットとアーボックも使うためどくタイプ使いと言った方が正しい状態。 そのためウーハー共々フーディンのカモになる。 あやしいひかりで撹乱してきたりと戦法自体は嫌らしい。 ~第二世代~ まともな攻撃技「シャドーボール」が追加。 しかし前述通り攻撃依存であったためゲンガーの種族値と噛み合わず、主な使い手はブースターやニューラという有様。 その他「のろい」「うらみ」「みちづれ」と多数の変化技が追加。 ジムリーダーでは四番手でエンジュシティのマツバが使ってくるが、 直前の道路でケーシィが捕まえられる他、イシツブテを育てていれば「マグニチュード」ですぐ倒せる。 せっかく生き残れたのに勝手に「のろい」を使って自滅するゴーストに呆気にとられたプレイヤーも多いだろう。 あとゲンガー系統しか使ってこない(リメイク版の再戦や他のシリーズでは別地方のゴーストタイプも使用する)。 新ポケモンはムウマのみ。主に「ほろびのうた」や「いたみわけ」などで相手に嫌がらせするのが役目であり、ノーマルへの抑止力になれた。 この時代のゲンガーは特殊の分化や催眠の弱体化といった逆風もあったものの「だいばくはつ」強化と強力な新技「みちづれ」の追加で一定の存在感を示していた。 が、ぶっちゃけムウマに喰われていた。ぜんぶじめん耐性のせい。 ちなみにこの世代だとカイリキーのサブウェポンとしてめざパゴーストはムウマ等へのメタとして、それなりに人気があったらしい。 ~第三世代~ 鈍足紙アタッカージュペッタ、持久戦では厄介なサマヨール、(当時は)弱点なしヤミラミ、忘れた頃にやってくるヌケニンが追加。 選択肢が大幅に増える。 特性の追加でゲンガーが『ふゆう』を獲得。弱点が一つ減る。 ここまではゴースト技が完全物理依存だったためジュペッタが最強の「シャドーボール」使いとしてちょっとしたアイデンティティを持っていた。 シナリオでは四天王フヨウが使用。 種族値の都合上そこまで強いわけでは無いが状態異常技やPP削りなど連戦になる四天王戦の都合上なかなか嫌らしい戦法を使って来る。 新たに登場したダブルバトルではよく使われる「ねこだまし」や大爆発を無効にできるという点が評価されるようになった。 ~第四世代~ 技ごとに物理と特殊に分かれたため、ようやく一致「シャドーボール」に日が当たり、ゲンガーが強化された。 メインウェポンが「シャドークロー」になってしまったジュペッタは泣いていい。 新進化形として魔術師ムウマージ、死神ヨノワール追加。 ユキワラシがユキメノコに分岐進化。 新ポケモンにはぷわわーことフワライド、おんみょ〜んことミカルゲ、当時はタイプ変化がなかったロトムらなどゴーストタイプでも癖の強いものが追加された他、 初の伝説ゴーストギラティナが登場した。 一方で、ガルーラとミルタンクが新特性『きもったま』を会得し、ゴーストタイプにノーマル・かくとう技を当てられるようになってしまう。 シナリオではジムリーダーのメリッサが使用。耐久が低いのでバトルの難易度は相変わらずだがその真価はコンテスト戦。 マスターランクでは彼女のフワライドに辛酸を舐めさせられた人も多いのでは? ~第五世代~ 最強の特攻種族値を誇るシャンデラ、ランダムマッチで増殖したユウレイクラゲのブルンゲル、触るとミイラになっちゃうデスカーン、みんなの英雄ゴルーグが追加。 ロトムはフォルムチェンジによりタイプが変更されゴーストタイプが消滅するようになった。 また『しんかのきせき』の登場でサマヨールがかなり強化され、猛威を振るった。 「とびひざげり」の超強化により、跳び膝読みの後出しが新たな戦略の一つとなった。 一方ダブル以上では大爆発が大幅に弱体化したためにややうまみが減ってしまった。 この世代で新たに隠れ特性が登場したが、『ふゆう』を持つポケモンには原則与えられないという都合上ゲンガーとムウマージは特に追加特性が無く恩恵を受けられないままだった。 そんな中ヤミラミは『いたずらごころ』を得たことで強力なサポート要員として地位を手に入れた。 また、データ上では隠れ特性の中に かげふみシャンデラ という反則級の組み合わせがあったのだが…解禁されないまま次世代に移行した。 シナリオではシキミが使用。 本作初登場のゴーストタイプは皆耐久か攻撃面が非常に優秀なためこれまでに比べるとなかなか強い。 ~第六世代~ フォルムチェンジで両受け両刀どちらもこなせる王剣ギルガルド、霊木オーロット、4種のサイズがあるお化けカボチャパンプジンが追加。 またギルガルドの進化前であるニダンギルは『しんかのきせき』型での活躍も可能。 ゲンガー、ジュペッタ、ヤミラミがメガシンカ取得。 特にメガゲンガーは、ステータスの正統強化に加え特性『かげふみ』により猛威を振るった。 ヤミラミ、ミカルゲにフェアリータイプという弱点が追加され、ゴースト/あく複合タイプの耐久性は落ちてしまった。 しかし本作から攻撃がはがねタイプに半減されなくなり、『かげふみ』や「くろいまなざし」などの交代ができなくなる効果を受けなくなるというパワーアップを受ける。 特にはがねタイプに等倍になったことでゴースト技の一貫性が高くなり、選出機会が増えている。 ただしあくタイプも同じ理由で選出しやすくなった。 かげふみシャンデラはハメ性能が机上論の時点でやばかったからか、いざ解禁された隠れ特性は『すりぬけ』になっていた。 もっともこれはこれで「みがわり」や「ひかりのかべ」に強くなるのでそこまで悪い特性でもなく、PGLのデータでも7割以上のシャンデラがこの特性を採用していたようである。 今作は10年以上続くポケモン史上で初めてゴーストタイプ専門のエキスパートトレーナーがいない世代になった。 一方で、一般トレーナーのオカルトマニアがそのビジュアルから大ヒットしたのは記憶に新しい。 ~第七世代~ 初の霊複合の御三家ジュナイパーが登場。 他にも砂城シロデスナ、新たなマスコット(ただし図鑑説明やストーリーではホラー)ミミッキュ、パッと見タイプが分かりにくい舵輪ダダリンとパッケージ伝説のルナアーラ、幻のポケモンマーシャドーと色々登場。 また、ガラガラのリージョンフォームが登場しタイプがじめんからほのお/ゴーストとなる。 あとオドリドリのまいまいスタイルはゴースト/ひこうになる。同複合はライバルがフワライドしかおらず、フワライドとは別戦法がとれるために選ぶならばこのスタイルが広く推奨されている。 ウルトラ版ではウルトラビーストのズガドーンが追加。 一方でゲンガーは『ふゆう』を没収され、『のろわれボディ』になり防御面は弱体化。ゆびをふるオンリールールでは強化された。 ミミッキュ以外はいまいちパッとしない性能だったが、逆にミミッキュは常に環境の中心に立ち続けた。 ストーリーでは上述のミミッキュがぬしポケモンとして登場。 ただでさえ弱点が少なく特性も強力なのに『ラムのみ』で状態異常対策もしており、お供のゴーストたちが「さいみんじゅつ」を覚えているのでかなりの強敵。 いきなり後ろに現れたり、戦った小部屋が戦闘後に消えてたりとホラー要素もばっちり ポケモンリーグではしまキングのクチナシが参加要請を断ったため、キャプテンのアセロラが四天王として登場。戦闘中ぱたぱたと動くのがかわいい。 またZワザの登場により「ゴーストダイブ」「のろい」「うらみ」等の利用価値が上がった。 ~第八世代~ なんとゴーストタイプ初の600族であるドラパルトが登場。 新顔はイギリスモチーフのガラルに相応しい紅茶 ティーポットモチーフのポットデス。 また、RF限定の新進化形態としてデスマスの新進化形のデスバーン・サニーゴの新進化形のサニゴーンが登場した。 DLC「冠の雪原」では伝説のレイスポスが追加。バドレックスもレイスポスと合体するとゴーストタイプになる。 対戦環境では前作に引き続き猛威を振るうミミッキュ・反則的なステータスや多芸さに加え新要素ダイマックスとの相性のいいドラパルト・サニゴーンが追加されたためにしんかをきせきを装備し超耐久となったRFサニーゴの3者の使用率が高く、 現在の環境ではマスター級を目指すなら対策必須のタイプとして周知されている。 一方前作まで活躍していたギルガルドは各フォルムの長所の種族値が150→140にダウンするというナーフがなされた上に、ダイマックスとの相性の悪さから数を減らしてしまった。 が、あくまで元が強すぎただけであってガラルには相棒のサザンドラもちゃんといるために引き続き愛用するユーザーも一定数存在する。 メガシンカやZワザ廃止の影響も大きく、特に『ふゆう』まで没収されたゲンガーは激減してしまった。状態異常に強い受け要員というひとつの選択肢を失ったヤミラミにとっても痛手。 ちなみに初代から23年間男性エキスパートトレーナーがマツバしかいないハーレム状態だったのだが、 剣盾では歴代二人目となる男性ジムリーダーオニオンが登場したことでハーレム状態は解消された。 人によってはオニオンもメス扱いしそうだが Pokémon LEGENDS アルセウスでは、御三家のバクフーンが霊複合のヒスイバクフーンに進化。 恨み狐のヒスイゾロアークやヒスイバスラオから進化するイダイトウなど霊複合のRFに恵まれた。 ~第九世代~ ほのお御三家に、ヒスイバクフーンに次ぐ霊複合2体目となるラウドボーンが登場。 他の新顔はカルボウが呪われた鎧を身に着け進化したソウブレイズ、墓石に擬態する犬ポケモンのハカドッグ、くさ複合の西部劇でよく転がってる…名前なんだっけアノホラグサだよ草、 GO先行登場で話題となったコレクレーのはこフォルムと、その進化系サーフゴー。ムウマの祖先ではないかと噂される謎多きハバタクカミが登場。 更にオコリザルが怒りのあまり生死の狭間に立った霊複合の進化系コノヨザル、どくタイプの初の幻枠も兼任するモモワロウが追加された。 シーズン1からサーフゴーやコノヨザルを中心に戦果を着々と挙げ、ハバタクカミに至っては尖ったパラメータに努力値調整や変化技を絡めた型がガンガン開発され、トップメタの座をも獲得した。 【ゴーストタイプの主な使い手】 ・一般トレーナー きとうし イタコ オカルトマニア ・ジムリーダー マツバ メリッサ オニオン ライム ・四天王 キクコ フヨウ シキミ アセロラ(キャプテンも兼任) 追記・修正はシオンタウンの少女と話しながら行なってください △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 コメントログ オーロットって胞子系も影踏み系も通らんのか -- 名無しさん (2015-11-18 22 38 55) パンプジンとオーロットはそういう意味でもタイプ的にはガッサにめっちゃ強いタイプではある。後はかげふみゴチルゼルにも嵌らないからそっちのメタとしても期待されてたのだろうか→ゴーストタイプ -- 名無しさん (2016-05-15 19 12 41) ゴルーグみたいに人に害をなさない設定のゴーストタイプがもっといてもいいと思う。 個人的には人を守る英霊みたいな設定の伝ポケがいてもいいと思う。 -- 名無しさん (2016-06-05 17 41 28) ↑死後ポケモンになった古代の英雄とかね -- 名無しさん (2016-06-05 17 44 06) 金銀がムウマだけでBWで一気に複合増えたな、複合になってないタイプ結構あるからサン・ムーンで一気に増やしてほしい -- 名無しさん (2016-06-05 18 18 04) 伝説ポケモンがゴースト/エスパーのルナアーラ、色々可愛いミミッキュがゴースト/フェアリーか。もう少しほしいけど、とりあえずチョコチョコ増えてきたな -- 名無しさん (2016-07-21 23 48 44) ゴースト/くさで昼寝してると上がり込んできて窓に緑のカーテンを作り寝心地をよくする馬顔のいいやつポケモンをぜひに -- 名無しさん (2016-10-04 16 30 35) ゴースト草の癖に鋼をタイプ一致と同じだけの倍率で撃ってくるダダリンがやばい(ほぼアンカーショットメインになりそうだけど) -- 名無しさん (2016-11-24 09 22 42) なんで最初ら辺でドラゴン共々、異様に少なかったんだろう?バランス調整だとしてもあれ程までにってのは・・・。 -- 名無しさん (2017-06-24 08 48 44) ↑初代は対戦バランスよりもストーリーとイメージ重視で作ったから数を出さなかったんだと思う。元が幽霊という抽象的なものだから「ゴーストタイプはゲンガー系列だけ」という設定のされ方でも違和感はないし。 -- 名無しさん (2017-06-24 11 46 51) ↑そんな物なのかな・・・? -- 名無しさん (2017-06-24 11 58 23) ↑、まあ↑2は個人の解釈なんで合ってるかは分からないけど。「製作者側もここまで人気なシリーズになるとは思ってなかった」という話から想像した。 -- 名無しさん (2017-06-24 13 30 39) ナタネちゃん、僕のオーロットやパンプジンとポケモン交換しないかい? -- 名無しさん (2018-08-27 00 52 54) 仮に初代でドラゴンが複数いても吹雪ゲーではいないも同然な一方、ゴーストは破壊光線大爆発切り裂く無効化という独自の路線で一線級が約束されていたであろう。単タイプの場合、弱点をつけるのは舌で舐めるだけなのだから…対エスパーのミサイル針やダブルニードルよりひでぇや -- 名無しさん (2018-10-12 23 16 44) Zワザやダイマックスと相性が良すぎて大暴れしてるから弱体化してほしい -- 名無しさん (2019-11-22 18 31 07) ゴーストブイズ待ってます -- 名無しさん (2019-12-06 13 50 31) 他のゲームに倣っていやしのはどうやいのちのしずくなどの回復技を食らうと即死にすべき -- 名無しさん (2020-04-09 23 14 07) ブルンゲル、シャンデラ、デスカーン、メガゲンガー、ギルガルド、アローラガラガラ、ミミッキュ、ドラパルト、ガラルサニーゴと強ポケが多い傾向が第五世代からある -- 名無しさん (2020-10-09 20 07 30) 設定的に人間とは相容れないんじゃないかと思うがゴーストタイプ使いのポケモントレーナーはどうやって彼らを使いこなしているんだろう? -- 名無しさん (2021-04-29 07 46 16) 本物の幽霊じゃなくて、鬼太郎たち幽霊族みたいな幽霊に近い生物なのかもしれない。デスマスやプルリルは知らん。 -- 名無しさん (2021-08-11 09 33 42) ゴースト悪以上に優秀な複合タイプがきて剣盾に登場したらどうなるのか。 -- 名無しさん (2021-10-22 00 19 24) ゴースト悪って弱点は少ないけど耐性も少ないからそこまで優秀じゃない -- 名無しさん (2022-01-07 12 25 45) 4世代以前はだいばくはつを無効化できるという強みがあり、6世代以降は技の通りの良さにより圧倒的な攻撃性能を発揮。5世代くらいだなこのタイプが弱かった時代は -- 名無しさん (2022-05-12 11 53 23) ↑五世代は格闘を止めるという需要はあれども、それに見合った性能のポケモンがほとんどいなかったな 精々使えたのがブルンくらい -- 名無しさん (2022-05-12 14 02 42) なんとなくどの世代でも安定した強さを持つイメージ -- 名無しさん (2022-05-12 17 11 48) 最初はゴースト単タイプだけど、分岐進化でゴースト・エスパーでネクロマンサーがモチーフ、ゴースト・じめんでゾンビがモチーフのポケモンが出ないかな。 -- 名無しさん (2022-06-02 22 28 21) コメントのログ化を提案します。 -- 名無しさん (2022-06-02 23 34 56) ↑9 まあかの風来坊よろしく「闇を抱いて光になる」みたいなノリなんでしょ(適当) -- 名無しさん (2022-10-31 23 59 59) ログ化しました。 -- (名無しさん) 2022-11-06 22 35 09 ボチ・ハカドッグがうらみ・のろいを覚えなかったり歌が得意なラウドボーンがほろびのうたを覚えなかったりとゴーストタイプ=ホラー&恐怖みたいなイメージに一石を投じたのはとても興味深かった。 -- (名無しさん) 2023-02-01 20 00 53 名前 コメント すべてのコメントを見る
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ガラスの野郎復活してんじゃねーか アレがいる限り荒らし続けるわw
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GBM10 「ゴーストマスターズ」(千早・小鳥・美希ルート) GBM100 分岐図 ネタバレ注意